通常、出撃マップでの艦隊の進行方向は完全にランダムか、もしくは特定の艦種の艦娘が艦隊にいることで進む方向をある程度決めることが出来たりするのが普通です。
しかし、一部海域マップではそれらの要素の他にプラスして、索敵値という値が一定以上でないとボスにたどり着くことが出来ないマップも存在します。
また、各艦娘には索敵のステータスがありますが、索敵値は各艦娘の索敵の単純な合計ではないことに注意が必要です。
では、以下から索敵値について詳しく解説していきます。
非常に長い計算式も出てきますが、有志の方が作成された計算ツールが便利なので後ほどご紹介します。
索敵値の計算式
索敵値の計算式(通称2-5式(秋))は以下となります。(2-5式(秋)発明者さんであるびいかめさんのブログから引用)
覚える必要はありませんが、 索敵値について知る上で重要な要素なのでまずはなんとなく眺めてみてください。
これをなんとなく知っておけば、索敵値を上げるために需要な装備がプレイしているうちに感覚的にわかってくると思います。
=艦上爆撃機 × (1.0376255 ± 0.09650285)
+艦上攻撃機 × (1.3677954 ± 0.10863618)
+艦上偵察機 × (1.6592780 ± 0.09760553)
+水上偵察機 × (2.0000000 ± 0.08662294)
+水上爆撃機 × (1.7787282 ± 0.09177225)
+小型電探 × (1.0045358 ± 0.04927736)
+大型電探 × (0.9906638 ± 0.04912215)
+探照灯 × (0.9067950 ± 0.06582838)
+√(各艦毎の素索敵) × (1.6841056 ± 0.07815942)
+(司令部レベルを5の倍数に切り上げ) × (-0.6142467 ± 0.03692224)
計算式の見方
・装備名が書いてあるところには、その装備の索敵の値を入れる
・各艦毎の素索敵とは装備分の索敵を差し引いた、何も装備していない状態の艦娘の元の索敵の値のこと
・司令部レベルを5の倍数に切り上げとは例えば36は40、97は100のように現在のレベルより上で最も近い5の倍数のレベルのこと
上記計算式を見ると、重要なのは「索敵装備」「艦娘の索敵値」「司令部レベル」の3つの要素であることがわかります。
索敵値はこの内の索敵装備で調整がしやすいので、ここでは索敵装備をメインに解説します。(索敵能力の高い艦娘は別の記事で紹介します)
また、司令部レベルに関しては高ければ高いほど、高い索敵値が必要になると覚えていれば大丈夫です。(感覚的には司令部レベルが5上がると、必要索敵値も3ほど上がるイメージです。)
有効な索敵装備
2-5式(秋)を見てみると、水上偵察機と水上爆撃機の倍率が高いのがわかります。
さらにこれらの装備は元の索敵もそれなりに高い為、索敵値を上げるのに非常に有効な装備となります。
しかも弾着観測射撃をする為のトリガーともなるので、昼戦の火力を強化しながら索敵値も付与できる優れものです。
次いで倍率が高いのは艦上偵察機です。
そして艦上偵察機の中でも彩雲は元の索敵も高く、装備するとT字不利を高い確率で回避できるようになるので、持っていないなら出来る確率はなかなか低いですが開発することをお奨めします。レシピは20/60/10/110、旗艦は潜水艦など
艦攻や艦爆は一部の超レアなものを除いて索敵自体が高くないので、索敵装備としてはあまりお奨めとは言えません。
電探は命中を上げながら索敵も上げることが出来るのでなかなか有効な索敵装備です。
ただし索敵値の倍率は約1であり、下位の電探だと索敵も高くないので上位の電探を開発する必要があります。レシピは10/11/300/250、旗艦は戦艦など
このように索敵装備を選ぶときは、艦隊全体の索敵値と戦力のバランスを考えていきましょう。
それでは一般的に手に入れられる装備の中で、特に索敵装備として有効な装備を6つほど紹介します。
なお、見方は、
索敵値…索敵値に足される数値(装備自体の元の索敵)
となっています。
零式水上偵察機(水上偵察機)
索敵値…10(5)
もはや誰もが必ず持っている装備だと思います。
索敵装備の中で最も手に入りやすく、なおかつ索敵値を10も上げられる超優れものです。
さらに弾着観測射撃に必要な装備でもあるので、軽巡・重巡・戦艦辺りに弾着観測射撃装備をさせて編成に加えるときに良さそうです。
瑞雲(水上爆撃機)
索敵値…約10.6(6)
水上機母艦や航空戦艦・航空巡洋艦・潜水空母が装備できるので、彼女達を編成に加えるときに有効な索敵装備です。
弾着観測射撃装備として運用したり、多めに積んで爆撃での攻撃に期待するのが良いでしょう。
ただし瑞雲を積むと 敵艦隊に潜水艦がいる場合、潜水艦を最優先で攻撃するようになること、敵艦に瑞雲が打ち落とされるとボーキサイトを消費することには注意です。(ちなみに打ち落とされても索敵能力は失わない模様)
元々瑞雲を積める艦娘のスロットの搭載数は多くは無いので、瑞雲が打ち落とされないように、艦戦を積んだ空母も一緒に編成に加えるなどの配慮が必要かもしれません。
入手方法は最上や千歳・千代田をレベル10で改造して持ってきてもらうか、一般的な艦載機の開発レシピを回していると結構手に入ります。
彩雲(艦上偵察機)
索敵値…約14.9(9)
空母を伴う編成なら彩雲を載せるのがお奨めです。
その索敵の高さで索敵値を上げながらT字不利を回避できるので戦闘で火力が出ずに勝てた戦闘のはずが勝利できなかったなんて可能性も減らせます。
ただし、T字不利を引かないデメリットもやはりあります。
それはT字不利の影響は敵も受ける為、極端なことを言えばT字不利を引くことで敵の砲撃戦の威力も低くすることが出来るのです。
つまり、道中で大破が起こりえやすいマップ(どうしても駆逐艦を多数配置しなければならないなど)では 彩雲の運用には一考が必要かもしれません。
32号対水上電探(大型電探)
索敵値… 約9.9(10)
開発可能な電探の中では最上位の電探で、索敵値・命中(なんと命中+8!)共に大幅に上げることができます。(もちろんその分開発難度も最上位ですが…)
駆逐艦以外に装備でき、命中を上げたいときやうずしおを通る危険性があるマップに出撃するときにお奨めです。
また、装備枠が4スロットある艦娘では電探+水上偵察機の装備で弾着観測射撃を狙いながら、索敵値を大幅に上げられます。
2-5など大きな索敵値が必要なマップに有効です。
私は開発するときはいつも10/11/300/250のバルジとの複合レシピで回しています。
13号対空電探・22号対水上電探(小型電探)
13号対空電探の索敵値…約3(3)
22号対水上電探の索敵値…約5(5)
両方とも駆逐艦が装備することの出来る数少ない電探の中で、比較的入手しやすい部類の電探です。(とはいえ入手何度は低いとは言えず、全体的に入手が難しい中ではちょっとだけ手に入れやすいかなという程度)
索敵値を求められるマップを駆逐艦を編成に入れて攻略する際、どうしても索敵値が足りない!なんて場合に装備すると良いかも。(例えば6-2の下ルートを通る場合など)
ただ、索敵値は見ての通りそこまで高くないので、他の艦娘に索敵装備をさせて駆逐艦は対空装備をさせるなど、駆逐艦の装備は他のことに有効利用したほうが良いかも知れません。
駆逐艦に装備できる他の電探と同様に開発はなかなか困難ですが、一応10/10/200/150(秘書艦は軽巡など)などのレシピで小型電探を狙うことが出来ます。
このレシピだと33号対水上電探(索敵値7)も同じくらいの確率で開発できるのでお奨めです。
索敵値が一定以上必要なマップ
マップ名 | 必要索敵値 |
---|---|
2-5沖ノ島沖戦闘哨戒 | 最低57.2から確率で向かう、 70.4~でボス固定 |
3-5北方海域戦闘哨戒 | 低め |
6-1潜水艦作戦 | 20くらいでOKそう? |
6-2MS諸島防衛線 | 未検証 |
※ここで言う必要索敵値は2-5式(秋)で算出した数字です。
2-5式(旧)の値ではないことに注意!
お奨め索敵値計算ツール
索敵値計算ツールは色々な有志の方が作って下さっているのですが、私はその中でもいつもこちらの2-5索敵値計算機(秋)を使用させていただいています。
使用方法
1、表の中から装備している装備を全て選択する
→クリックしていくごとに表の下に装備名が増えていきます。
間違ってクリックした場合は、表の下に表示されている装備名を押すとキャンセルできます。
2、司令部レベルを入力する
→現在の司令部レベルをそのまま入力します。
3、各艦娘の素索敵値を入力する
→それぞれの艦娘の素索敵値(装備分の索敵を除いた、何も装備していない状態の索敵)を入力します。
装備分を暗算で差し引いて入力しましょう。
なお、入力箇所は1~12の内、どこに入力しても変わりません。
4、計算結果に合計索敵値が反映される
→索敵値があまりにも低い場合はマイナスになりえます。
希望の索敵値に満たない場合は装備を変更するか、もしくは索敵の高い艦娘に変更しましょう。
補足
昨今の艦これでは、期間限定海域では必ず索敵値が求められます。
そんな時の為に索敵の高い艦娘を育てておくのももちろんありですが、ルート固定の関係でその艦娘が出撃できない場合もあったりします。
ですので索敵値の為には、どちらかというと装備を充実させた方が良いのかなと私は思っています。(両方充実できれば一番ですが(笑))
一気に装備開発をすると資材がみるみる減っていくので、日々のデイリー任務消化の際に少しづつ開発をしていくのが良いかも知れませんね。
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